藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

復興債11.5兆。

復興債がいよいよ発行される。
11.5兆円、10年変動金利型。
利率は0.05%。


がっくし。
まだ我われはこの類の「マクロ債」を買い続けるのだろうか。

震災のその後の国内を見ても、心から「復興支援」を考えている人は実に多い。
いかに未曾有の災厄だったかと思う。
だから、その皆のヤル気を弱めてはいけない。
断じていけない。

これまでも、今現在も、「不明朗会計」が続いてきた。
国自身が今や債務超過を目前にしている。
国の債務はほとんどが国債である。
そこにまた「復興債」というものが乗っかってきた。

国の財政のリストラや仕分けを言い出すと、脱官僚とか、脱公共事業とか、地方分権とか言う話になって、到底短期では決着がつかない。
せめて復興債については、ぜひ別扱いしてもらいたいと思うのだ。

ちょいちょいと「金貨や銀貨」のお土産などいらない。
無利子でもいい。

その代わりに"使途"や"対象"をはっきりさせて、支援が目に見えるようにするのだ。

そのために、インターネットがあるではないか。
facebookを市町村ごとに立ててもいい。
それを取りまとめる政令都市や県がでてきてもいい。
行政はそんな「復興への道のり」を見える化し、整理して世界中の人に応援を求めればいいのである。

自分は、これは将来様々な分野の「B,CtoC」のプラットフォームになると思っている。
誰も作らないのなら、自分で作ってみようかとも思っている。
とまれ、行政の協働もぜひお願いしたいものである。

個人向け復興債、3年持てば金貨・銀貨 3月に新型
変動金利型10年債

財務省東日本大震災の復興費用に充てる個人向け復興債に新しいタイプを追加する。当初の金利が低い変動金利型の10年債で、購入から3年間に中途換金しなければ復興記念の金貨や銀貨をもらえる。記念金貨などは将来的に市中の流通市場での値上がりも期待できるといい、幅広い個人投資家に復興債の購入を促す。

 個人向け復興債については、金利3年固定、5年固定、10年変動の3種類の取り扱いが銀行や証券会社など全国1100の金融機関で5日から始まる。財務省はこれとは別に来年3月から新タイプを発行する。

 新しい復興債は、購入単位によって特典が異なる。1口1000万円以上を購入した投資家は金貨(額面1万円)、100万円以上は銀貨(同1000円)を受け取る。例えば、総額で200万円を購入する投資家は銀貨を2枚、1500万円の投資家は金貨1枚と銀貨5枚を手にできる。

 当初3年間の金利は年0.05%と通常の変動金利型(5日からの募集分で0.72%)より低いが、4年目からは通常型と同じ金利になる。金貨や銀貨の額面と当初3年間の金利を加えた利回りも通常型より低い。ただ、金貨や銀貨の実質的な価値は額面を大幅に上回る見通しなほか、収集家らの間で記念金貨や銀貨の人気が出れば、投資家にとっては市中の売買価格が上昇することも期待できるという。

 財務省は総額11兆5500億円の復興債を発行する。大半は銀行や保険会社などの機関投資家が引き受けるが、1兆5000億円を目標に個人投資家に購入してもらう計画を立てている。復興債を通じて集まった資金はすべて震災復興事業に充てる。