藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

生活とウェブ。

年に何回か、朝の通勤時間とか、お昼休みとか、風呂やトイレの時間について猛烈に「何か」をしたくなる。
多分、神経症的な衝動が「聴く」とか「読む」とか「暗記する」とか「音読する」とかの何かを求めてしまうのだ。

学生時代に勉強する習慣がないと、年を取るにつれこうした「焦らなきゃ」という感覚に苛まれる。
若いころには一切なかった「年寄り感性」と言っていいが、自分などにとっては新鮮な感覚でもある。

その証拠に、昔からの知り合いからは、「まあ、御苦労さん。お前らしいわ」という有り難い客観コメント。
どうも「自分で決意しないと何も始めないヤツ」というレッテルはもう固着していたみたいで、「俺ね、今度あれを始めようと思うんだけど」というと「はぁはぁ、それで・・・」と諦め顔で聴いてくれる友人が数人いる。

それはともかく。
香港の会社がLinuxを搭載した「鏡」を発売予定だという。
Wi-Fi経由でネットに接続し、鏡に各種のアプリを表示するというのだ。
高さ80センチ×幅50センチのこの発明が、日常の隙間に挟まった「歯磨き」とか「トイレ」とか「入浴」の時間を活性化してくれることを願って止まない。

こういう発明こそ、一日の生産性を何%かは押し上げている、隠れたヒーローだと思うのは自分だけだろうか。
ぜひ製品化を待ちたいものである。

歯磨きしながら E メールをチェック! ― Linux OS 搭載のインテリジェントミラー
香港企業 Cybertecture Mirror は、Linux OS を搭載したインテリジェントミラー「Cybertecture Mirror」を販売している。現在は香港と英国でのみ購入可能だが、近く日本でも発売の予定があるという。

 Cybertecture Mirror は、Linux OS を搭載し、同社が独自にカスタマイズした UI を備えたインテリジェントミラー。通常の鏡として利用できるのはもちろん、有線 LAN または Wi-Fi 経由でインターネットに接続できる。操作は、リモコンまたは専用アプリをインストールしたスマートフォンを使って行う。Web ブラウザは搭載されていないが、アプリをダウンロードすることで、E メール や Facebook へのメッセージを鏡面に表示して閲覧できる。アプリは最大で30までインストール可能。

 Cybertecture Mirror の設定は、Web ベースの管理アプリを利用して、リモートから実行できる。例えば、Facebook や E メールのアカウント設定なども、管理アプリからコントロールできる。

 コンポジット AV ケーブルによるビデオ/オーディ入力端子を備えており、テレビや DVD プレイヤーを接続し、Cybertecture Mirror でテレビや映画などを楽しむこともできる。出力3W のステレオスピーカーを内蔵しているので、映像だけでなく音声も楽しめる。

 サイズは高さ815 x 幅507 x 厚さ80mm。内蔵メモリーは8GB。壁への取りつけキット、AC アダプタ、リモートコントロールなどが付属する。
(2012年4月9日 読売新聞)