藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分の財務諸表。

複式簿記ゲーテが発明した人類最大の発明である、と聞いたことがあるが、なるほど現代でもこれほど広く普及し、また変わらずに活用されている仕組みもないのだろう。
確かに財産と負債・資本、期間の損益計算と動的、静的な情報を挟み撃ちにして網羅している優れたシステムである。

で自分の人生でバランスシートを作ってみたらどうなるか。
貸借対照表損益計算書も、何も"お金のこと"ではない。
自分の人生のバランスシートである。

貸方には何が入るだろうか。

財産はお金だけだろうか。
家族や友人や恋人だろうか。
世界を旅した思い出だろうか。
それともこれからの希望や夢か。

負債はどうだろう。

借金だけだろうか。
もっと大きな借りものとか、あるいは過去にできなかったことも大きな負債として載るかもしれない。
できなかった親孝行や恩返しが負債としてあるかも。
そう思うと、自分もずい分と負債で書かねばならないことがあると気づく。(嘆)
負債ばかり眺めていると落ち込みそうである。

損益通算してみる

さて現時点までの損益はどうか。
いい仲間と過ごした学生時代の益は大きい。
希望の会社に進めなかったのはマイナスだろうか。
同期で早めに出世したのはプラスかもしれない。
転職を繰り返したのはどちらになるだろう?
結婚したりしなかったり、別れたりしたのもどうだろう。


会計士の友人と話していてそんなことが頭をよぎった。
しかし。
しかししかし。
財務諸表って「その期間、その時点のもの」なんである。
から、今損益プラスだったからこの後もプラスかどうか?なんて分からない。
会社よろしく突然破たんすることもある。
何か内部で不正があったりして一気に悪化することもある。

人生のバランスシートは毎年一年で終わらない。
なら自分の最期の時に本当の決算ができるのだろうか。
そういうことだ。
お金のバランスシートではなく、自分の生きざまのレポートなのである。
最後の期の決算に向けてこれからも増えたり減ったりしてゆく。
定期的に作ってみるのも面白いのじゃないだろうか。
人生の好決算ていいけど債務超過てのはやだなぁ。