藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

だから自由に憧れる。


自分を縛るものは実は自分が決めている、と思う。
アスリートがその競技にこだわるのは自分がそう決めているからである。
お金や地位にしばられたり、その人独自の価値観がその人をかなり縛っている。

「縛り」と表現するか「興味の対象」と表現するかは似たようなことかもしれないが、「単に関心がある」というくらいならいいけれど、実は"それ"に束縛され、制限され、身動きが取れなくなっていたリするのじゃないだろうか。
大企業にいても中小零細企業にいても、フリーランスで働いていても、なかなか「何にも縛られない状態」ってないものだ。
男はつらいよ、という最高のタイトルの映画があれほど支持されているのは渥美清演じる「寅さん」がフーテンと自称しつつ究極の自由を追求するスタイルに誰もが憧れを持っているからだと思う。(特に年配者には共感する人が多い)

自分が進んでそうしているつもりだったのに、いつの間にか「地位とか資格とか立場とか」を主体に生活しなければならないことが浮き世にはあるものだ。
上手にバランスを取って生活している人は、そのあたりの"あしらい"が上手い人なのだと思う。