藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

"I o Happiness"


IoH。
そのうちそんな名前が付くかもしれない。
「ITによる生き方調査」あるいは「生き方支援」。

これまでは皆が「こんなものだろう」と思って自分なりにしてきた決断とか、人付き合いとか勉強とか趣味とか就職とか。
そういう「因子」は他の因子と掛け合わさって「何らかの答え」を出す。
ただ周囲の環境が全く同じということはないし、また時代が数十年違うだけで全然事情も変わってくるから、例えば「高学歴=充実」とか「結婚=幸せ」という画一的な答えには留まらない。

よく週刊誌が実施している高年収企業トップ100とか、就職人気企業上位500とかいった、お祭り記事に目移りすることもなく、いつでも自分の調べたい視点で、仕事と趣味とか、家族とか色んな相関関係を知ることができるようになるだろう。

けれど。
自分が色々と積極的に調査して考える分にはいいことだが。

けれど実際には、今のGoogleamazonがAI化されて、「そろそろ転職したらどうですか?理由はあなたの会社の将来と、今のあなたのポジションにあります」とか。
「そろそろ離婚したらどうですか?理由は、あなたの性格と年収と賭博癖にあります。このままいけば75%以上の確率で破綻します…」とか言われたらどうしよう。
「起業するのならT社をご紹介できます。業績への予想寄与度は10万ドルで…」とか言われたら思わず頼んでしまいそうだ。

成功例を追体験するのはいいことだが、どこまでビッグデータを参考にする社会になるだろうか。

あえて逆らっても良くない結果が出るのでは…