藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

思考停止にならないために。

毎年、ゴールデンウィークになると"今年はこれだ"と意気込んでいた。
ついにそれを止めて「この本くらいは読もう」という風にしたらずい分楽になった五十代。(嘆)

二十代は忙しかった。
学生時代はぼーっとしていたけど、実は「勉強に忙しかったはず」だった。俺は違ったけど。
社会人になってからは忙しかった。
もう、何の免疫もなくIT企業に入ったものだから、知らない単語と知らないビジネスルールだらけ。
この頃が一番忙しかったと思う。時間的には。
1日14時間×25日くらいは働いていたと思う。
まあ効率も悪かった。

三年して独立してからも忙しかった。

初めてスタッフを採用したり、家族ができたり、バブルが崩壊したり、リーマンショックが来たり、インターネットが登場したり…

でそのまま30年が過ぎた。

忙しいことはしばしば"思考停止"を招く。

モーレツ。
もう朝7時半から会議して、8時半には客先に行って、お昼食べて夜8時に帰社してから報告書とか書いたり見積もりを作ったり。
そしてそれから上司と飲みに行く。
終電ギリで帰ってまた次の朝。
書いてて疲れてくるのが私の二十代だった。
けれど、全然考えてはいなかったと思う。
(つづく)