藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ネット遮断。

ウェブで日々得られる情報が大幅に増えたことも関係していると思う。
朝に新聞、ウェブでニュース。
メールを見れば数十本のメルマガやらお知らせやら。
マーケットや時事ニュースはリアルタイムにスマホに飛び込んでくる。

一たび、自分から調べたいことを検索すれば、その周辺やさらにルーツの情報も芋づる式にたどることになる。
結構そんな日常の溢れる情報で、自分たちのリアルな生活時間は「八割がた」占有されてしまっているのではないだろうか。

なぜそう感じるかというと「本」のこと。
そんな情報の授受で窮屈な日常に、さらに「これまで通りのペーパー情報」が加わることになる。
自分の生活で言えば、目に見えて本の消化量が減ってしまった。

昔は「いろんな隙間時間」を使って消化していた書籍が、今はその隙間時間は全部ネットに吸い取られてしまった。

でも実は「書籍の情報」というのは濃度で言えば今でもナンバーワンに「濃くて練られた情報」だったりするので一日の時間を"隔離"することになりました。
大したことではないが、一日に2-3時間程度「完全にネットワークから遮断する」ということにしてみた。
書籍の消化のためには非常手段だし、実はネットに使っているよりもよほど落ち着くことに驚いた。

これほど便利になったからこそスマホから意識的に離れてみても新鮮なのではないだろうか。