飲み歩くうち、店の人と親しくなり「外食店の経営」について色々と教わる。
よく「飲食店は儲からない」と聞く。
また「ほとんどの飲食店はブラックですよ」とも。
なぜだろうか。
確かに長年続いているお店の店主で「勤勉でない人」はいないようだ。
それでも流行る店と止める店がある。
色々と話を聞いていると「自信とプライド」のあることと、「謙虚さ」に鍵がありそうだ。
「一定以上の質のものしか出さない。」
「お客の声を聞く。」
そんな姿勢のお店だけが長く続いているような気がする。
「親父に愛想はないけど、あそこの魚はいつ行ってもうまいねぇ」とか
「行くたびに新しい料理があって飽きないなぁ」とか。
そしてそういうお店の人は、あまり「勤務時間」とか「労働」という言葉を意識していないようだ。
いつも料理や酒や食材のことを考えていて。
仕込みや味付けやソースのことをあれやこれや。
プライドで仕事をする人にとっては仕事は仕事なのだ。
労働じゃなく?。
ちょっと気になって労働を引いてみた。
労働
ろうどう
labor; Arbeit
人間と自然との関係にかかわる過程。
すなわち,人間が,自ら自身の行為によって,自然との関係を統制し,価値ある対象を形成する過程が,労働である。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
へぇー。
いやいや「本来の労働」ということか。