自分の人生の最期の決算、というのは重たすぎるので、会社よろしく「年次決算」を自分でしてみることを考える。
この一年の自分の「資産と資本と負債」とか「売り上げと経費と利益」とかいうことを考えてみる。
すると
不思議なもので「自分にとっての資産はなに」とか、では「自分の資本は増えているだろうか」とか。
負債は本当に「ただの負債」なのか、実は将来は何かの資本になるのではないか、とかいろんな自分の出来事を「科目別」に考えてみたりする。
人生の会計というわけだ。
一年の計は元旦に、と言われても「昨年良かったのは…で、悪かったのは…でぇ〜」では決算が締まらない。
良くも悪くも「過去一年の通信簿」が決算書だ。
年末か年度末の年に一度、過去一年の自分を振り返り、B/S,P/Lを作成してみるのは面白いのではないか。
とこの年度末になって思いついたのでした。
これまでも「今まで生きてきた、人生のバランスシートってどうだろうか」と何度も考えていたのだけれど、そこには「時間軸」がなかった。
勢い、「決算は死ぬときさ」ということでそれまでの過程を細かく考えていなかったのだと思う。
せめて一年ごとに、過去一年の「自分の決算」を考えるのは面白くないだろうか。
えっ? そういうことを考えることそのものが「高齢期の象徴」なのではないかって?
そりゃそうでしょ。
若い頃にはそんなジジくさいこと、関係ないですから。
(つづく)