藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

執念トイレ

 

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まるで置物。

*[ものづくり]世界一の中身。
累計出荷5000万台を突破したTOTOの方からお話を聞く機会があったので一言。
何が感心したかというと「独自技術への執念」に尽きる。
日本のトイレがなぜ世界一と言われるのかがよくわかった。
・吐水角度は43°
吐水角の決定には社員300人の肛門の位置をサンプルにし、洗浄後の水がノズルにかかりにくい角度にしたという。
・節水
昔は15リットル/回で流していたものが今は3.8リットルに。
・節電
シートヒーターや水処理もタイマーで節電。
・除菌水
流す水を電気分解!して毎回除菌水を流す。
どんな硬度の水でも対応し、洗剤が要らないという。
・ノズルの自動洗浄
これは見たことある。ロボットみたいな伸び縮み。
ノズル内部で高圧洗浄する細かい仕組み。
・セフィオンテクト
ナノレベルで便器表面を磨き、汚れがつきにくい。
しかも表面は親水性なのだとか。
・ワンダーウェーブ洗浄
一秒間に70回の強弱を繰り返し、水玉で洗浄・節水する技術。
・トルネード洗浄
竜巻状に水を流して節水効率化。
などなど。
これでいて便器は完全に量産はできず、最後は職人が仕上げるという。
確かに最新の製品は陶器の置物みたいになっている。
TOTOの快進撃はつづく。