藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

環球時報より。

日中関係が冷えて日本への観光客が減ったという。
日中の外交はともかく、ビジネスや友人レベルでは何も変わらない、というのが現場の感想であるが。
公衆衛生とか、ゴミ処理とか皆保険とか、あるいは
飲める水道水とかウォッシュレットとか公共交通の発達とかマナーとか。

そういう、今の日本人は「当たり前」と思ってさして大事にもしていない「今の日本」は、なかなかどうしてけっこうな"生活のソフトウェア"を備えていると言ってもいいのかもしれない。
大事なのは「そういうこと」を絶やさずに後世に繋いでいくことだろう。
それにしても日本人は「トイレ民族」なのだろうか。
アメリカ人、欧州、豪州などの文明国の人も、日本のトイレの清潔度には異口同音に驚く。
元々の「身ぎれい文化」があるとすればこのあたりが発祥なのではないだろうか。

そんな中、最近日本旅行を経験したという中国人ネットユーザーが、以下のような「日本基本情報」をネット上で発表した。
1.公衆トイレは紙を持っていく必要がない
2.ゴミは厳しく分別しなければならない
3.乳幼児の医療費は無料
4.女性は化粧をしなければ外に出ない。化粧は見た目をよくするだけでなく、異性を尊重するものと考えられている
5.トイレットペーパーは便器に流せる
6.革靴で一週間歩いても汚れない
7.進学の際、お金がなければ学費を借りることができ、卒業後に返せる
8.水道水をそのまま飲むことができる
9.ほとんどのトイレは暖房便座や洗浄装置を備えている
10.道路交通法では人が最優先
11.電車の中で電話してはいけない。大声で話してはいけない
12.日本人は財布をジーンズの後ろポケットに入れることを好む。例え半分露出していても、盗まれる心配をしない

公共の場所にいても非常に安全性が高い、とか
交通機関の利便性が高く、また接客のレベルがきめ細かい、とか
そして日本への旅行者が誰しも指摘する「世界中の美味しいものが集まっている国」というバリューを日本人の自分たちももう少し認識し、大事にすることを考えるべきなのではないだろうか。

決断しないし、頼りないし、リーダーシップもないし、勇ましくもない(特に戦後は)。
けれどじっくり培ってきた文化はあるし、また声高にそうは言わないけれど、なかなかよその国にはないものもあるのだろう。
驕らずに、そんな自分たちのことを冷静に見てみる機会もあっていい。
何より自分たち自身を理解する助けになると思うのである。

初めての訪日で崩れ去った偏見、認識を改めた中国人旅行者が綴る「日本基本情報」―中国ネット
XINHUA.JP 3月24日(月)0時48分配信

初めての訪日で崩れ去った偏見、認識を改めた中国人旅行者が綴る「日本基本情報」―中国ネット

日本政府観光局が19日に発表したデータによると、2月に日本を訪れた中国人旅行客は前年同月比71.1%増となった。環球網が20日、日本メディアの報道を引用して伝えた。

記事は、中国人旅行客の増加は春節によるものとし、「日中関係の悪化によって落ち込んだ中国人の日本旅行が次第に正常化してきた」と分析している。

そんな中、最近日本旅行を経験したという中国人ネットユーザーが、以下のような「日本基本情報」をネット上で発表した。

1.公衆トイレは紙を持っていく必要がない

2.ゴミは厳しく分別しなければならない

3.乳幼児の医療費は無料

4.女性は化粧をしなければ外に出ない。化粧は見た目をよくするだけでなく、異性を尊重するものと考えられている

5.トイレットペーパーは便器に流せる

6.革靴で一週間歩いても汚れない

7.進学の際、お金がなければ学費を借りることができ、卒業後に返せる

8.水道水をそのまま飲むことができる

9.ほとんどのトイレは暖房便座や洗浄装置を備えている

10.道路交通法では人が最優先

11.電車の中で電話してはいけない。大声で話してはいけない

12.日本人は財布をジーンズの後ろポケットに入れることを好む。例え半分露出していても、盗まれる心配をしない

このネットユーザーは文章の中で「中日関係が緊張していたこともあり、日本にはずっと大きな偏見を持っていた」と書いており、初めての訪日だった模様。だが、今回の旅行を通じて「日本は伝統文化をよく保存しており、学ぶべき点が多い」と認識を改めたという。

(編集 都築)