藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

価値観の交換(1)

*[次の世代に]枯れるおっさん達。
久しぶりに学生時代の友人たちと飲む。
30年以上ぶりに会うお互いは、相も変わらぬキャラクターだったが、生き方についてはずい分と様々だった。
大企業の海外支店長でバリバリ働いているやつ。
学校の教師で教育制度と戦っているやつ。
趣味の登山に明け暮れている公務員。
バツ二つでさらに婚活中のやつ。
 
それぞれだが「何を大事にしているか」という話になって驚いた。
存外に「家庭第一だね」「夫婦優先や」「趣味しかない」といった言葉が飛び交う。
思えば学生時代にはまだそれほど確かな価値観なんてなかったし、その後の社会経験でいろんな培いがあったのだ、多分。
それにしても「金や、出世や、恋愛や」というやつは一人もおらず。
30年の月日にそれぞれ何があったのか…と皆に聞く前にお開きとなった。
 
誰かが最後に「老後のリタイアなんてまだ20年くらい先やろ」と一言。
すかさず「オイ、その頃もうみんな後期高齢者やで! うはは…」というどこか乾いた笑いが響いたのでした。
精神年齢はあまり変わっていません。