藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

他人は見ている

*[学校では習わない話]素人は無防備。
先日も似たようなことを書きましたが。
ある不動産屋では、営業の仕事につくと、まず徹底的にお客の質問に対する答えを教え込まれるそうだ。
物件の良い点悪い点、その街での暮らし方から通勤における注意点、周囲のオススメスポット等を徹底的に話せるよう鍛えられるらしい。
そしてすべての質問に答えが返ってきたお客は、まるで吸い込まれるように契約するのだと言う。
つまりお客は、自分の思う限りのいや自分の気がつく限りの疑問点が解消されてしまうと、もうあまりそれ以上考えることをしないらしい。
 
これは実に恐ろしいことで、自分のそんな習性を知らずにノコノコとお店やモデルルームに入ってしまえば、まるで狼の群れに入った羊のようなもので、やすやすと餌食になってしまうのは無理もないことだ。
こういう構図は実は世の中にはいたるところにあって、株とか投資とか、先物とか、不動産投資とか、この世はそういう怖いもので満ち溢れていると思っておいた方が良い。

 うまい投資話に乗っかってしまったり、退職金を無駄にしてしまったり、そんな話はそこら中で聞く。

そんなことのためにする「世間の勉強」も必要なのではないだろうか。

重要なことだと思うのだが。