藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ファウスト

*[次の世代に]返済と貯金のメンタル。

自分も長く住宅ローンを支払って来たが、あの「どことなく重たーい」重圧は脱しがたいものがある。

何十年もの長期で借金をするわけなのでまあ当然だ。

借金をしていると、つい「返すこと」が目標になることがある。

本来は借りて「使うこと」が目的だったはず。

けれど、少しでも苦しくなると「返さなきゃ」「返せるかな」と返済ばかりが気掛かりになる。

よろしくないことに「返済のためにまた借りる」なんて人も多い。

そのまま雪だるま式に借金が膨らむことは、冷静に考えれば誰にでも分かることだが、そのくらい切羽詰まってしまうのがお金の魔力である。

 

つまり借金にはプラスのものとマイナスのものがある。

目算が外れてしてしまう借金はマイナス。

借りて「新しい何か」につなげるのがプラス。

そんな目で見て住宅ローンはどちらだろうか。

借りて長期間重たいメンタルを背負うのと、自由にこれからのことを考えるのと。

住宅というものについての考えが変わる時代になっていると思う。

金の魔力に喰い殺されないようにしよう。