*[次の世代に]突然に思えても。
切羽詰まるというのは刀の鍔が詰まって「なす術がなくなる」というのが語源らしい。
世の中は知らないことであふれている。
それはともかく。
自分は社会で生きていく上で大事なことの一つに「切羽つまらないこと」があると思っている。
それは「切羽詰まった」大人たちをたくさん見てきたからだと思う。
失礼ながら感じたのだ、これはアカンなと。
平常の心で考えれば、絶対やらないようなことでニュースになってしまうような大人たちを見るにつけ「焦ったらあかんな」と思うようになったのだ。
ではどうすればいいか。
それは「切羽つまらない」ようにすることだ。
なんやそれ。
冗談でなく。
「このまま行ったら切羽詰まるな」という兆しをどれだけ早く掴むか。
ということだと思う。
つまり。
我われは「急に切羽詰まる」のではないということだ。
どこかにその"予兆"が必ずある。
ついついそれを見逃しているといきなり窮地に入り込んでしまう。
「あれ、なんだかよくないサイクルに入っているな」と鈍くても感じたら、いずれその先に崖があるかもしれない。
そんな感性を持っている必要がある。