藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

レコメンドから指示の時代(1)

*[ウェブ進化論]急にくる波。

"何でもAI"の時代に突入して、今はまだほんの序の口に違いないが「そのうちにヤラレるな」という予感はヒタヒタと迫っている。

21Lessonsほどの深い洞察ではなくても「AIの指示のもと」に自分たちが確定的に行動する日はそう遠くなさそうだ。

近々、買い物をするときの「その人の過去の履歴」が「全ての業者で共有される」という。(by日経)

これはもちろんほんの入り口で、他には検索履歴とか、視聴したコンテンツとかは今でもだが、読書歴とか、移動情報とか健康情報とか病歴とか、もう、リアルであれネット上であれ「何らか"デジタル"を使うもの」が全部繋がってしまうということのようだ。

つまり匿名ではあるものの「その人が何をしたか」ということは、提供側に筒抜けになるということだ。

ネットの「おすすめ広告」がリアルの世界にも隙間なく広がるということだ。

 

「体重が増えてきましたよ」とか「今日のあなたの気分は60点です」とか「タクシーは手配ずみです」とか。

「そろそろ転職を考える時期ですよ」とか「今日は渋谷へ出かけましょう」とか「11時になったのでA社へ電話してください(これはすでにある)」とか「そろそろお酒をやめて寝るべきです」とか。

"ウルセぇ、AI!"と自分たちはいつまで抗っていられるだろうか。

(つづく)