*[次の世代に]今の問題と若者の気持ち。
"年寄りは気が短い"とはよく言うがそれは、取りも直さず「自分の感覚」を優先させるからである。
「時間は有限だということ(自分には時間がないから)」をリアルに感じているから無為にボーッとしている若い人を見ると我慢できないのだ。
そして、思うままに口を出すが、当然相手には真意が伝わらない。
こういうのが「世代間ギャップ」というやつだ。
年長者に見えているものが、若者には見えない。
けれどその「年長者に見えているもの」は実は若者には「大して重要なことではない」と思っていたりもする。
「就職しろ」「家庭をもて」「自宅を買え」。
そんな"昭和の声"が今どんどんスルーされている。
「老後の資金が不足するぞ」とか「介護の人手が36万人足りないぞ」などという話題に関心を持て、というのも酷な話だと思う。
偉そうに「大人たちの戦前・戦後のツケ」を俺たちに回すなよ!と思っているのではないだろうか。
今の政治家を見ていれば、若者が選挙に無関心なのも無理はないだろう。
政治家を代表に、今の五十代以上の人たちは「まず若者が関心のある話題」から改革に取り組んでいくべきである。
今の消費税の数字とか、社会保障費や国債の話とか「そんなん知らねーよ」と言われない話題についてのこれから」を題材にしないと、またこのまま20年ほどは過ぎていってしまうのではないだろうか。
視線を「相手側」に変えて話す、というのはコミュニケーションのイロハなんですが。