藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自由主義の時代(5)

*[ウェブ進化論]"自由と安定"の両立を志向すること。

これからは「社会資本主義」とか「次の資本主義」ではなく「自由と安定の時代」になるのではないかという話。

 
「自由と安定」と口にしてみて思うのはこの言葉の"並び方"になんとなく感じる違和感の存在だ。
直感で感じれば「自由」というのは不安定なもの、のはずではなかったか。
縛られる「不自由」がないからこその自由。
反対に、実は「安定」というのは「縛られること」を必ず伴っていたのかもしれない。
そこでこれからのトレンドは、「自由でありながら安定」あるいは「安定しているが自由」な状態を追求していくことになるのじゃないだろうか。

不自由から自由へ。
そして、不安定から安定へ。
両立がテーマになる。
好きなことが自発的にできていると、人はそれを不自由だとは感じない。
好きなこと×安定というのは、選択のヒントにになりそうだ。

 

一方で、「不安定を安定」させようとすると、それに目が奪われて「不自由」に同時に囚われてしまうことは多そうだ。
「安定と縛り」のトレードオフには注意が必要だと思う。
 
 どちらを取るのか? ではなくどちらも追求する、という姿勢を崩してはならない。