*[ウェブ進化論]いよいよ思考にも。
「人間の周辺の入出力機能」はまだまだ進化の途上にあって、キーボードやマウスから音声入力くらいで、まだまだこれから伸びしろがありそうだという話の続き。
音声入力で「描画」ができれば(さらにはいずれ「動画」もできるかもしれない)、今人間がかなり苦手なイラストレーションとか、グラフ作成や立体的な表現などの「右脳的な作業」が一気に進歩するかもしれない。
AIが発案者の意図を汲み取って洗練された図画を提案してくれる。
もはや「クソ仕事」と揶揄されているパワポ作成が、そんなに負荷のかかる仕事ではなく、むしろ仕事は「人のアイデア勝負」へと収斂されてくるだろう。
そして自分たち人間は「アイデアの創造とか問題解決のこと」などに集中して取り組むことができるようになるに違いない。
ところが、ところがだ。
そこから
さらにAIによる学習が進むと、「自動車業界の現状と10年先の見通しについて棒グラフとテキストと数式で4枚のスライドにまとめて」とか、さらには「最近関心の強いテーマで問題になっているものを三つ挙げて」などと、AIが「人が考える部分までも代替する」のはそう遠くないのではないだろうか。
そんな時代に人がやるべき仕事とは一体何だろうか。
そして、たとえ人のやる仕事が見つかっても、それはさらにまたAIに学習されていくだろう。
AI時代には「自分じゃないとできないコトは何か」をAIとともに人間が考える時代になるような気がしている。