*[ウェブ進化論]人の周辺の進歩。
コンピューター技術の驚異的な進歩の中で「入力系」だけが人手が介在する分、スピードアップしていない、という話の続き。
紙パンチの時代はともかく、キーボードの世界からマウス、そして音声入力とまあせいぜい「数倍程度」の進化で、実はその「入力速度の制約」の影響で、実は「脳の思考速度」が上がっていないのではないだろうかと思う。
つまり脳のポテンシャルは、まだ眠っているのではないだろうか。
昨日は「提案書を音声入力でサクサク仕上げると、驚くほど速い」ということを書いたけれど、なんといっても提案書作成の難物は「図形の描画」である。
パワーポイントで思った図形や写真が作成できずに我慢している人は非常に多いだろう。
せっかくの「アウトプットの最終部分」が貧弱な出来だと、アイデアまで魅力がないようで実に悔しい。
これはまだ実現していないが、そのうち
音声操作で(「描画モード」などと名付けて)「楕円で交わった3中のベン図を描いて」とか「立体のピラミッドの中に白字で文字を浮かべて」とか、「このスライド全体に明るいグラデーションをかけて」などと指示できるようになれば生産性がめちゃくちゃ上がることに想像が難くない。
描画ソフトのベストセラーになるのではないだろうか。
さらには「何となく暗いイメージのイラストを」とか「だんだんと右肩上がりで明るいグラフを」などとイメージを具体化してくれるようになるかもしれない。
技術の進歩は、特に「人の周辺」ではまだこれからだ。
(つづく)