藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

航路の見直し

*[七つの習慣]考えられる時を作る。

自分たちが日頃"密に触れ合っている人の数"は、実はそれほど多くない。

家族や友人、仕事仲間などを含めてもせいぜいトランプの札の数(53枚)くらいのものではないだろうか。

そしてさらに、自分が生きてきたこれまでの道筋を、いろんな「時代の帯」で分けて考えてみると、学生時代や若い社会人時代の「ひたすら体を動かす帯」とか、中年以降は「かなり落ち着いて考えられる帯」などに分かれているように思える。
 
つまり、若い頃は「ほぼ体を動かすこと」にただただ懸命だったけれど、歳を取ってくると、ふとしたタイミングで「これまでをゆっくり振り返る」ことができる時間ができてくるように思うのだ。
重要なのはこの「ゆっくり考える時間」の存在で、これを見逃してしまうとまた「ひたすら体を動かす帯」に入ってしまい、思考はほぼ停止状態になってしまうようだ。
そうなると、一番大事な「今後の方向とか進むべき道筋」についての思考が停止してしまう。
つまり船の船長が「操船」だけに気を取られ、ゆっくりと「船の進むべき道」を考える暇がなくなってしまうって感じだ。
いざ船が走り出してしまうと、航海そのものがそれはそれで大変だから「航路」が間違っていたとしても考え直す時間はあまり取れない。
 
毎日の日常は目まぐるしく過ぎてゆくけれど、自分の航路が本来の「思っていた正しい方角にあるかどうか」は、定期的に見直す時間を持つ必要があるのだと思う。
 
日記やブログはそんなことの役に立つのかもしれない。