藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

挫折の料理人

*[ウェブ進化論]挫折がもたらした奇跡。
もう20年以上会っていなかった友人と久しぶりに会うと、なんと彼はもう亡くなった父親の保証人になり、背負った億単位の借金をついに返し終わったのだという。
サラリーマンだった彼が、今後の給料では到底返せないほどの借金を背負い、一念発起して独立して薬品販売の仕事を始め、事業を大きくしていったとのことだった。
 
到底返せない借金を前にして「破産せずに何としてでも返しきる覚悟」を決めたことが、彼の行動の源になったようだった。
一連の話を聞いて思う。
「桁違いの額の借金」という大きな挫折が、間違いなく彼に覚悟をさせ、まるで「無から有を作る」ように事業を成功させたのだ。

 

借金を清算しなかった理由を問うと「身内が借りたものは自分が返す」と間髪入れずに帰ってきた。

思わぬ挫折を、「まるで反作用のようにプラスのエネルギーに変えた話」を間近で聞いて、"挫折"と"覚悟"と"エネルギー"について、とても興奮させられた。
挫折は、自分次第で「その後」に使える。
リアルの迫力というのはもの凄いものだ。
 
明日からの自分にも役に立つ話だと思う。