*[7つの習慣]重要事項を捜索する。
7つの習慣の3番目が「重要事項を優先する」だが、これがとても難しい。
ただ「急ぎ重要でない仕事」がたくさんあるのに、その間を縫って「本当に重要なこと」を考えるのは至難の技と言っていい。
それはなぜか?
よくよく考えてみると、実は「自分には何が重要なのか」がはっきりしていないことに気づく。
そしてそこからはいつもの展開だ。
自分の長い人生の中で、重要事項は変わってゆくものなのだ。
しかも、その時々の重要事項は「本当に重要なのか」と後から疑わしいものが多い。
自分の二十歳の頃の重要事項は、ただ「経済的なこと」とか「所有すること」だったと思う。
果たしてあれで正しかったのかどうか。
そうして最終的に重要なのは「一生をトータルで見て重要なものは何か?」を考えることになる。
そして普通はなかなか見つからない。
そんなものは簡単には見つからないものだと思う。
つまり"重要事項を探す"という作業は最初に必要なんだ。
そして、
「今の自分」に重要なことと、「将来の自分」に重要だと想像できること、そんなことの両方をバランスして考えることが必要なんだと思う。
「二兎を追う」のではなく「一兎を追う」ために"近くと遠くを眺める気分"だろうか。
若い人にはぜひ挑戦してもらいたい。