藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

No gunという賢明

*[ウェブ進化論]銃と経済。
現在の警察庁の予算は3100億円ほどだという。
全米のは調べられなかったが、NYで警察の予算は6500億円ほどらしい。
ニューヨーク市の人口は850万人ほどだというから、東京よりは三割くらい少ないけれど、警察予算の規模は倍以上だ。
おそらく全米では何兆円にもなるだろう。
銃社会全米ライフル協会のあるアメリカだが、一説には「アメリカは広すぎて治安を守りきることが難しく、すぐには警察が駆けつけられないので自衛のための自由が必要だ」とも聞くけれど。
これは経済的にいうと「国民の自警に任せる方が、公の警察を充実させるよりもより安く済む」ということにもみえる。(すでに銃器産業で蜜を吸っている人がいるからとも聞きますが)
でも実は「一斉に銃を禁止し、その代わりに警官やIT機器を増やして治安を維持する」方が遥かにお得なのではないだろうか。
「銃を持っているけれども自由」ということと「銃はないけれど安全」というのは、一見トレードオフのようだけれど、実は経済的には「銃のある社会」というのは非常に「浪費を生む」社会なのではないだろうか。
 
アメリカ映画によく登場するガンショップ。
"ああいう経済"はない社会の方がよほどいい。

アメリカもこれからは、そんなことを考える時代に入ってきているような気がする。