藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

無理は続かず

*[糖質制限]地道しかなく。

糖質を気にしながらも、健康的な食生活を維持しようというのは、実は案外大変だ。

逆にいうと「糖質・炭水化物にどれほどお世話になっていたのか」ということを思い知るいい機会でもある。

 

要は糖質以外のものを摂ればいいのだが、糖質を避けて「タンパク質と脂肪ばかりの食事」にすると、あっという間に胃腸に負担がかかる。

十五年以上続けているが、未だに調子を崩すこともある。

肉や魚、そして野菜だけでお腹を満たすのは相当しんどいことなのだ。

自分たちの「満腹感」はつまるところ"脳の視床下部"にある摂食中枢の判定が支配しているらしい。

ところがこのセンサーは「血糖値が上がらないと満腹とは判定しない」というので、なんとかこの部分を説得しないと「シメのラーメン」の誘惑にさらされてしまうのである。

 

今のところ最も効果のある方法は、糖質を含みながらも「GI値」の低い玄米をシメに食べるとか、低糖質を目的に作られたピザやパンなどを組み合わせて「脳をかく乱」することだとである。

 

"脳のセンサー"は繊細で実に手強い存在だが、それでも「その日の自分の食欲」を上手く観察できれば、「よし、今日の夜は納豆で行けそうだ」とか「やはり発芽玄米1パックは必要だな」というふうに"自分の食欲センサーの様子"が分かってくる。

 

満腹感を我慢し過ぎず、日々の「食欲の顔色」を観察しながら付き合っていくのが糖質制限の継続のコツなのだと思う。