*[ウェブ進化論]お金の価値は変わるもの。
別にインフレとか経済政策とかいう話ではなく。
若い頃と歳をとってからの「相対的なお金の価値」というのはずいぶん変わるものだと思う。
そんな話は学校でも親からも教わらない。
小学生の頃にもらっていた数百円の小遣いは、もう自分にとっては全財産だったし、それを使うのも命がけだった(気分的には)。
そして高校や大学になると、稼ぐお金はもっと増えていくが、何しろ使い道がいくらでもあるわけで、そうすると小学生の小遣いよりもさらにお金の有難みは高まる一方だった。
さらに社会人になると稼ぐ金額は増え、でも使い道も大きな金額のものを購入したりするようになった。
相変わらずお金は足りていないが、ただ自分の欲望のために使うというよりは「自分のインフラ」を整備したり、家庭を持ったりしてまぁ「目的のあるような使い方」をするようになってくるものだ。
そうして高齢になったときには、お金の価値というのは実はそれほどない。
それこそ黄金色に輝いていたお金が、アルミ位の輝きになってしまうものだ。
「お金を使いたいことに使う」ということと「蓄財が目的になっている」ことは矛盾するものだ。
人生で、自分はお金とどのように付き合うのか、ということを考えておく必要があるだろう。
決して彼らが主役なのではない。