*[ウェブ進化論]もう戻らない。
アメリカでは Z世代(25歳以下)の半数以上がその日暮らしという記事があった。
記事では「若者の貧困が加速している」という論調だったが、果たして本当にそういうことなのだろうか。
コロナ禍があり、配送とか接客とかのいわゆる「ワーカー仕事」に人が戻らなくなっているという。
一対一で顧客と接する接客サービスならともかく「機械でもいい仕事」をわざわざ人間である自分が担当すること、にモチベーションがなくなってきているのではないだろうか。
自分にも経験があるが、いわゆる"アルバイト"は、まず「自分が困窮した生活だったからこそ、働いて稼ぐことに喜びと実感を覚えた」ものである。
まず何をしてでも「稼げること」が貴重だったのだ。
つまり「稼ぐありき」だった。
それになんの違和感もなかった。
そんなこれまでの常識が「お金のために、時給で自分の時間を使うの?」という感覚にシフトしているのではないだろうか。
もっと機械とコンピューターとAIに。
できることはやって貰えばいい。
そして本当に「自分じゃないとできないこと」ならやってみる気になるかもしれない。
今、AI進出の脅威がよく話題になるが、若い人たちはそんな空気を敏感に察して「だったらAI意外のことをするさ」と思っているのではないだろうか。
これからの「人間ならではの仕事」を身近に考える時代になっている。