藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

転ぶ前提で

*[健康]ハードで守る。

お年寄りの事故原因の第一は転倒で、昨日はどうせ転んでしまう高齢者なら「受け身の訓練」をしてはどうか、ということを書いた。

まだ試したことはないが、マットレスに何度も「顔から突っ込む」のではなく、倒れる時に「反射的に肩を捻って斜めになる」という訓練だけでもしていれば、頭部の深刻なダメージはかなり防げるのではないかと思っている。

デイサービスのレクリェーションの一つに「転倒訓練」とか「受け身クラス」などと名付けて実施してみてはどうだろうか。

受け身はわが身を助く、である。

それはともかく今度はハードウェアの話。

 

最近の二輪ライダーの装備のように、例えばライディングエアバッグ(車のエアバッグの二輪版)の様に、「利用者と歩行器の間をワイヤーでつなぎ、転倒の衝撃で体が離れた途端にボンベ内のガスがエアバッグを膨らませる」といったものを開発できないだろうか。(白バイなどでは採用され始めているらしい)

 

こういうハードが開発できれば、今のように"転倒ばかりに注意を払う介護"でなく、利用者の移動時に張り付きになっていた職員たちも本来の介護に時間を使えることだろう。

 

転倒対策エアバッグ

登山などでも使えるかもしれない。

こちらも研究の対象としたいところだ。