藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ダイエットではなく

*[ウェブ進化論]本筋を考える。

糖質制限という言葉が世に出てもう15年以上が経つが、その原因は「現代では運動の量と食べるものの量のバランスが崩れ、メタボが広がっている」というのが始まりだった。

本来の解決方法はそのバランスを均衡させることにあるはずだ。

そもそも原因は一万年ほど前に始まった農業にあって、大変(だけれど効率的)な農作業のために、多量の糖質を摂取する様になったことが今に至る、ということが原因らしい。

 

今のホワイトカラーなどは、はるか以前に比べれば極端に運動量が少ない仕事になっている。

それでいて人の食欲は変化していない、と。

 

つまり糖質制限というよりは「糖質適正」なわけで、習慣的に朝昼晩と糖質を摂ってしまい、その分をジムで機械を使ったり、近所を走り回ったりして消費している現代人の様子は考えてみれば因果で気の毒な話である。

 

この一万年で「働き方」が変わってしまったので「食べ方」を変えていくのが筋だろう。

「今の生活スタイルに合わせた食糧摂取のあり方」を考えるのが正しいアプローチではないだろうか。

糖質の制限ではなく、今の生活に合った「適正糖質」を考えたいものである。

 

今のように「食べたいだけ食べて、溜まってしまう分はなんとか消費する」というのも実に疲れる話だと思うのだ。