藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

弱る前提で

*[健康]転倒訓練。

高齢者の事故のトップは転倒なのだが、これはつまずいた時に地面に向かって直線的に倒れてしまうから大腿骨や腰骨、股関節骨折などの大怪我につながってしまう。

そこで思うのだが理学療法士などによる筋肉の強化支援だけではなく、「転倒の訓練」をしてはどうかと思う。

つまり、つまずいた時にそのまま"バタッ"と倒れ込むではなく、何とか体を捻って体の力積をダイレクトに一か所で受けない様にするのだ。

 

いわば柔道の受け身のような体制にもっていく練習だ。

実際に転んだときに「手で頭部をかばう」というだけでも怪我の軽減効果はあると思うが、たとえ若い人でも不用意に直線的に倒れるとダメージは大きい。

倒れ込む時に、「反射的に肩を捻って力を側面方向に分散する」ことができれば、随分とお年寄りの負傷が減らせるのではないだろうか。

 

高齢者の施設に入ってみれば、介護のスタッフの人たちは拙く歩く人たちにつきっきりで、でもそれでも転倒は防ぎきれない。

歩行の見守りロボットもどんどん発達することとは思うが、高齢者自身が自律的にできることはまだまだあると思っている。

 

いちど理学療法士に相談してみることにしようと思う。

他にもいい案があったら教えてください。