*[ウェブ進化論]今から死に際を想像する。
ファウストの悪魔でも。
カイジの主人公でも。
人はいつも「ギャンブル的な選択肢」を常に考え、そしてかなり愚かな選択をしてきたらしい。
若いころは、むしろそれが若さの象徴とでも言うように無茶をしたり、無謀なことをわざとしてみることこそがかっこいいのだ、と思っていたものだ。
けれどそれは「若いゆえの時間の無駄遣い」だったということは、その後年を取れば誰もが理解する寓話でもある。
「人間は将来の大きな利益よりも目の前の小さな利益を取ろうとする。
誘惑に負けそうなときは『不健康がたたって死ぬ間際の自分でもその行為を許すか』と自問してみるといい」」
という一節があった。
まったくの提言で、若い人にはぜひ「今の時間の使い方を、死ぬ間際でも許すか」ということを想像してもらうといいと思う。
自分なら多分パチンコや麻雀は止めていただろう。
「無謀なことをしているという意識」を若いうちに持てることは重要なことだ。
いろんな「チャレンジをして得られる経験」は得難いものだが、「ただの時間潰し」がどれほどもったいないかは年を取ってみないと実感できない。
だからそういうことを分かって「想像してみること」が若いうちにできると、時間を大幅に節約できると思う。
そんな時間の「お得術」は年を取ってからも役に立ちそうだ。