藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

合理化の波(1)

*[ウェブ進化論]逃げ場なし。

ネットがくまなく張りめぐらされているお陰で、もはや「ネット接続できない場所」の方がマイナーになりつつある。

地方の漁港とかに行くと、たまに📶アンテナが立たなかったりするが、今やそこそこの地方の山の山頂に行っても平気でWi-Fiアンテナが立っていたりするし、いずれはこれが宇宙衛星からの通信になるらしいので、本当に地球が丸ごとネットワーク化されつつあるようだ。

 

自分の住む場所の「地球の裏側」までがリアルタイムに繋がってしまった結果、自分たちの「コミュニケーションの遅延」が極限まで縮まりつつある。

恐らくそのお陰で「純粋な仕事の量」は20年前の3-5倍くらいになっているのではないだろうか。

 

BtoBもBtoCも、お互いの「到達速度」がほぼ遅延ゼロになっているから「一回どこかにスタックして」ということがなくなってしまった。

仕事量が5倍になっても、処理する人間のCPUはそれほど上がっていないから結構大変だ。

 

今日初めて会って会社の案内をしたばかりの担当者から、すぐに「基本契約書のチェックと候補者の人選をお願いします」という連絡が入る。

一昔前なら「先方にアポを取って訪問して、それから2,3日して返事があって、それから契約書をメールしてチェックして…そしてようやく本題に入る」という1週間くらいの作業が一日で済んでしまう。

効率的で有難いことだが、早急に自動化を進めないと自分たち「人間の処理の部分」で仕事がスタックしてしまうことになっている。

 

人間が効率化される時代がいよいよ始まっている。

(つづく)