藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

本筋の議論(2)

*[ウェブ進化論]偏見を超えて。

昨日テレワーク環境の生産性を上げるには「仮想空間を使ってオフィス同様の雑談空間を作る」という話をしたけれど、もしそれができれば仮想空間のメリットはもっとあるだろう。

 

(実はこっちの効果の方が大きいと思っているのだけれど)

それは「人種とか性別とか年齢の壁」がなくなるだろうということだ。

人材系の仕事をしていると、本当に残念なことに「労働者の保護」を目的にしただろう法律が、今や却って働く人を締め出すように作用しているのを強く感じる。

 

「人を一人雇うのは一億円の買い物をするのと同じ」とも言われており、そんな怖い買い物をおいそれとする気にはなれないのも無理はない。

なので仮想空間で「気軽に仕事をしたり人を雇ったり」できる場を作れば、労働はどんどん流動化して活気が出るのに違いない。

 

国や政治家も、その仮想空間での実績を見てから法律を変えていけばいいと思う。

労働組合が始まった100年前のように「労働者保護vs雇用の流動化」という図式で労使が真っ向から対立する、というのは時代の変化にまったく合っていないのだ。

(とはいえいざ選挙となったら、この対立の構図は頑なで非常に厄介だ)

 

こうした「メタオフィス」を準備し切れる企業や組織をぜひ作りたいと思っている。