藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

落ち着いた時代になれるか

*[次の世代に]次の目標。

最近の"FIRE"にも象徴されるように、自分たちは「安全とか安心とか、そして何よりも自由」を望んでいるようだ。

そしてそれが最も手に入る時代に生きている。

けれど、そして今度はそれが自分たちを縛ることになるのかもしれない。

つまり、一旦手に入れた安心とか自由を今度は手放すことに恐怖を覚えるだろう。

 

これからの自分たちは「安心、自由」というものを目の当たりにして、今後どう付き合っていくのかということを考えなければならないのではないだろうか。

つまりこれまでの念願だった「自由と安定」とかが、今度は自分たちを縛る足かせになってしまうかもしれない。

 

「次の時代」に自分たちは何を求めるのだろうか。

恐らく、自由とか安定を失う方向には向かわない。

それでも「さらなる変化」とか「改革」とか、そんな新しいことを求めるような気もする。

 

どんどんみんなが「自由に、安定していく時代」の先の、自分たちの価値観はどんなものだろうか。

衣食足りて礼節を知る、というけれど人類史上最も豊かな時代に生きて、ようやく「その先のこと」を考える時代に入っているのかもしれない。

これまでの「ないものを望む時代」からいよいよ「足るを知る」というステップに入る時期になったのかもしれない。

 

ようやく「欲望の世界」から抜け出せるとしたら、新しい一歩には違いなさそうだ。