藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

破綻の兆候

*[ウェブ進化論]感情の天気に注意。

現代の先進国のように、ある意味かなり歪な「ホワイトカラー」などという分類で、細かなサプライチェーンの一端を担うような人たちが抱く"鬱屈や矛盾"などはよく映画や小説の材料になる。

その歪さを特徴的に取り上げて、見ている人たちの共感を呼び起こすのだと思う。

 

都会でメンタルを損なう人の多さを見ていると、何か「正常な感情の交換がされないような社会」になっているのだと思わずにはいられない。

けれどみんなそんな「便利なところ」に集まってくるから、ますます「歪なバイアスに拍車がかかる」ということになっているのだろう。

それはともかく。

 

自分の周囲の家族とか友人とか仕事先とかで「感情の乱れ」が目立ってきたら、それは注意信号である。

一番表に現れやすいのは子供だと思うが、それをどう扱うのか。

そして社会人になると、表に感情はなかなか出さずに限界まで耐えて「鬱屈」に向かう人も実に多い。

 

高齢者の老いは「否定、怒りから鬱屈に向かい、最後は受容する」という風に言われているが、老いと現代の社会では置かれている状況がかなり違いがある。

 

夫婦や親子に対立はつき物だが、その「細かな摩擦」を放っておくと「破綻を導くきっかけ」になりかねない。

自分自身も含めて、周囲の「感情の起伏」に気づいたら改めてそのことを考えてみる方がいいだろう。

 

原因は考えれば見つかりやすいことも多いものだ。