藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

安全の値段(2)

*[ウェブ進化論]デジタル技術の使い方。

新幹線の車内テロを防ぐために警備員が列車に同乗しているのは合理的かどうかという話。

航空機同様、手荷物検査を厳格にすれば、いちいち警備員を乗せなくてもいいだろう。

少し調べると、駅のキャパシティは東京駅の新幹線利用者で年間に1170万人ほどで、羽田空港の利用者は年間5千万人というから、恐らく今の「羽田空港の三分の一くらいの敷地」が必要なのだとすると、今の東京駅のインフラでは「新幹線の全乗客の手荷物検査」というのはできないのかもしれない。

 

それにしても手荷物検査のない日本、いや海外も含めた列車で爆破テロとかが頻発していないのは実に有難いことではあるが、そうした事件が起きないうちに、今の最新のIT技術を駆使して安全の確保に乗り出してもらいたいものである。

 

街中には相当な数のモニターカメラが設置されてはいるけれど、まだ統合して運用はされていないようだ。

「重大な事件については顔認証チェックの運用を始めます」という法案を政府が出さないのはやはり国民の反発が怖いからだろうか。

 

マイナンバーも、国民の所得の把握もなんでもだが、「プライバシーと安全とか利便性」についてのアピールと国民への理解させる力が政治家にはなさすぎるといつも思う。

 

"多数が納得できるストーリー"を作れる若い政治家が登場するのはそう遠くはないと思うのだが。