藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

安全の値段(1)

*[ウェブ進化論]

新幹線には最近、警備会社のスタッフが必ず乗車し、移動中に何度も車両間を往復している。

理由は何件かの無差別テロが起きたからだろう。

(航空機は事前の手荷物検査が厳格だからか、警備員は同乗していない)

 

そして、あの新幹線の警備員はいざ事件が起きた際には何をしてくれるのだろうか。

もし身をもってテロリストと対峙してくれるのならば、それに見合う報酬とはいかほどなのだろう。

そもそもそんなこことをお願いしても良いものだろうか。

まるでボディガードをさせている気がする。

そして列車の本数だけ人手が増えて費用は嵩んでいることは間違いない。

 

本当に別会社の警備員との契約が必要なのだろうか。

もし警備のプロフェッショナルではないのなら、中途半端に素人にやらせず、例えば普通必ず乗っている車掌さんに訓練を受けてもらって、防具をつけてもらって何度か巡回してもらってはどうだろうか。

金銭面では、その車掌さんに一乗車ごとにそれなりの手当を払う方が、外部委託よりも効果的ではないだろうか、などと考える。

 

さらには、工夫をした手荷物検査システムができれば警備員は航空機同様要らなくなるかもしれない。

どこにどんなシステムを開発するのか、IT企業の提案力が問われる部分だと思う。

(つづく)