藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

意思決定の知恵

*[ウェブ進化論]デジタルへの方法。

中国では街角の監視カメラが犯罪者の摘発に活躍しているというし、また個人の金融情報もデジタルでかなり厳格に管理されているという。

それでいてどうして国民の不満が暴発しないのかというと、どうも「便利が不自由を上回っている」ということらしい。

権力者の側から見ても「国民感情の暴発」さえなければ、とても合理的なマネジメントが可能になるだろう。

 

アナログに統率するのと比べて桁違いの効率化ができているに違いない。

まだ日本はマイナンバーがどう、という話をしているけれど独裁者がいない日本だからそうした「デジタル一元化」が進めばとても便利になるだろう。

 

そしてそうした意思決定ができない、というのも日本の特徴だから「デジタル大臣」にだけは特権を持たせてIT化していく、というのも重要な政治手法ではないだろうか。

日本のような国では「独裁的リーダーシップ」は当面生まれないし、生まれない方がいいのだが「必要な意思決定が全く進まない」というのが日本の最大の問題だ。

 

法律とか政策とかの、時間をかけて議論していていい問題と、今すぐ意思決定が必要な課題については「上手な決め方」が早々に必要なのではないだろうか。

 

民主主義とリーダーシップのいいところを編み出すのが日本の役目なのではないだろうか。