藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

私のブルシット(1)

*[ウェブ進化論]

会議の議事録を作るとか、コールセンターの問合せに答えるとか、法律家が判例を調べるとか。

そうした仕事は確かにアルゴリズムがどんどん代替するだろう。

ところが過去を見れば「ペーパーレス化」とか「機械の自動化(プログラミング)」とか「医療とか素材」などと言われた分野では、"さらに人がやらねばならないこと"が増えている。

 

自分がIT業界に入ったころからプログラマー不要説とか、会議不要論とか「ホワイトカラーの仕事なくなる話」はずーっと続いているが、あれらは全部デタラメだった。(驚)

というか仕事が自動化・高度化しているのは間違いないのだが「さらにその先」がどんどん広がっているのだ。

 

医療とか化学の分野でも「新しい病気と治療法」とか「新しい素材やエネルギー」とかもう自然科学の世界では膨大な範囲に研究対象が広がっていて、ちょっと全体を俯瞰するのは困難だ。

"AIが仕事を奪う"というのはとんでもない幻想で、自分たちは「さらに高度な、広範囲のテーマへと放り出される」というのが正解なのだとようやく気づいた。

 

そこで重要なのは"自分の仕事のクソぶり"をよく考えることである。

(自分もよく考えるのだが)「本当に自動化できるかどうか?」ということを自分自身に問う必要があるだろう。

自分の場合は「ほぼ全部が自動化可能」という風に思える。

 

これからはようやく「人間らしい仕事」ができる時代だと思いたい。

けれどまた「その先」があるのに違いないけれど。