藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

取材から得たもの。

思わぬ気づき

いろんな企業の経営者をインタビューしていくサイトがある。
運営者は大手SI企業に勤めながら、日夜ネットワークを拡げる渦原さん。


経営者のインタビュー記事は、一般的なコンテンツだが(私自身、結構好きでよく読む)、インタビューされてみて、ブログを書いているような感覚、いや、もっと深い情報整理ができることに気がついた。
 また、同時に、質問を受ける内容(項目)がキモで、質問次第では、人間が「丸裸」になるということを知った。
言霊(ことだま)恐るべし。


「あなたの人生のゴールは?」とか「座右の銘は?」などと訊かれ、テキトーな返答はできない。自分の〝人間性〟がでてしまう。(とはいっても「エエかっこ」したって、タカがしれている、から厳しい。)


 さらに、‘朝ナマ’の田原総一郎さんではないが、インタビュアーの力量、というものが記事の出来に相当な影響があるな、とも感じた。聞き手も重要である。(これがそのサイト。社会人になってからの私の大まかな歩みが書いてある。)



きかせてドットコム

これまでって、こんなもん

読んでもらえれば幸いだが、つまるところ、私の社会人としての系譜なんて、これくらいのものか、というのが率直な感想。


 思い返せば、細かい出来事はいろいろとあるが、何のことはない。これでもまだ余計なこと書いてるくらい。つくづく大したことない。

ブログ、再考。

人様から見れば、さぞかし平凡であろう自分の日常など、インターネットで公開して何になるのか?むしろ見苦しいではないか。とよく思うものだが、浅慮だった。


 自分の内面を照らす−人との付き合い方、とか「仕事」や「職業」というものについての価値観、とか「趣味」に何を見出すか、とか−


そしてテーマは、すり鉢の中を‘らせん’を描いて滑るように中心に向かって吸い込まれてゆく。「異性とは?」「家族とは?」「人生とは?」「人間とは?」「生きるとは?」「死ぬとは?」「魂とは?」「地球とは?」…


結局最後の対戦相手は、必ず、「哲学」。どうやらヒトの宿命、のようである。

私のブログの志-‘修行tool’

ウェブ進化論」の梅田さんが言う「最高の知的生産ツール」かもしれない、ブログ。


私にとっては、自分の最新の思いを書き連ね(可視化)、溜め込んでおいて折々に整理し(進化の過程の記録)、ようやくテーマらしきものが見つかって「カテゴリ」を作り、そのカテゴリを、自分がどれだけ昇華できていくのか、を計る「修行ツール」のようである。 


その自分の内面の修行の様子を、誰かが知って「共有」し、新しいものが産まれれば、それが「精神のロングテール現象」。


「死に筋だった‘思い’がwebを通じて結びつく。これがweb2.0の真骨頂ではないだろうか。


そんなことを気付かせてくれた、きかせてドットコムと渦原さんに感謝する。
これからどんどん目ぼしい人を紹介して、インタビューしていただこう。