梅田さんが、ブログで「今年の三冊」というのを書評されていた。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20061227/p3
マネする。
一冊目。
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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迷いなく「web進化論」。(ズズーン)
サンマイクロの中山さんが、送ってくれたこの一冊の本のおかげまで、9月以降の生活が変わった。
「Web2.0」というものへの理解もさることながら。
自分が社会人になってから、ずーっと頭の片隅にへばりついていた
「知的生産とはどのような行為か?」というテーマに、「マイルストーン」ができたように感じる。
自分にとっては結構大事件だった。
また、ブログを始めたことも、自分史の中ではトピックスだと思っている。
これにより生活も変わり始めた。
すべてのきっかけは「web進化論」。
近々もう一度総括したい。
二冊目。
シリコンバレー精神。第三位、web人間論、としたいとこだが、梅田さんフリークと思われるので、他に。
- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 1996/12/25
- メディア: 単行本
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ブログでも総括したが、「再発見の書」だった。
ブログなくば、一生読み返すことはなかったかもしれぬ。
「人格」の持つ意味、原理原則の持つ力、自然、真理の追求など、
当時(97年)ではまだ「疑問とすら感じられなかった」ことが、いちいち心に留まった。
自分自身が以前より「少し落ち着いた」と錯覚するくらい、新しい再読体験だった。
三冊目。
のだめカンタービレ(1) (講談社コミックスキス (368巻))
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/01/08
- メディア: コミック
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40歳から、再出発した音楽。
この年で再開すると、演奏することと同じくらい、作品の背景や、作曲者の事情、演奏家の精神、などがとても気になった。
子供の頃にはまったくなかった感覚。
そんな折、このコミックから多くの「気づき」を得、他の音楽関係の書にも出会うことになった。
・吉田秀和全集(まだ全部読めてないが)
・ピアニストへの基礎―ピアノの詩人になるために 田村 安佐子 (著)
・ピアノ奏法の基礎 著者: ジョセフ・レヴィーン (著), 中村 菊子
・コルトーのピアノメソード
・ピアノ奏法―音楽を表現する喜び 井上直幸,
・心で弾くピアノ―音楽による自己発見 セイモア バーンスタイン (著),
・ピアノQ&A 136〈下〉 [楽譜] 横山幸雄,
・ベートーヴェンピアノ・ソナタの構築と分析
・1 点 ピアニストに贈る音楽史
・1 点 アラウとの対話
・モーツァルトの手紙
・ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ演奏法と解釈
・正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド
御木本 澄子 (著)
などなど。
これまで譜面の再現、いや「音符の展開」にしか興味がなかった。(そこまで気が回らなかった)
音楽が「芸術」たる由縁はこんなところにあるのか、と初めて知った。
幼少時にもっと突っ込んで探求しておけば、とも思うが、自分の場合、子供の頃の頭では「興味が湧けな」かったに違いない。
この年にして、作品そのものが面白くて堪らず。
あちこちの作品が宝の山に見えるのだ。