藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

遅い。

産経ニュース

「病院内の施設とはいえ、保護者が子供を置き去りにする行為はあってはならない行為だ」と改めて不快感を示した。
(中略)


「特殊な事情によって子育てが困難な状況にある人には、お手伝いをするというのが行政の役割だ」と指摘した。

じゃあ、どうするのか、って。

いつもと同じような。

タウンミーティング以来、安倍内閣で気になるこのテの発言。


金融相が、サラ金と銀行の提携をけしからん、と言ったときも。
ゆとり教育撤回のときも。
タウンミーティングの「やらせ」のときも。


首相も「お父さん、お母さんが匿名で赤ちゃんを置き去りにしていくということは許されないのではないか」と、今ごろ。


なんか言いっぱなしではないか。


嬰児の殺害を防ぐための緊急措置、を優先したのではなかったか。


育児放棄の助長」とのトレードオフはのっけからの最大のテーマだ。

今さら、代替案もなくどうするのか。


やるならカウンセリング部門を役所に作り、生活保護その他と連携して「育てる仕組み」を作るしかない。


自分としてはこちらが賛成。だが相当な人的投資が必要になるだろう。
家族ぐるみの面倒を見る熟練のケースワーカが。


それが養成できる仕組みを作りつつ、緊急対応の「赤ちゃんポスト」。



ちゃんと検討し、決断し、説明す。
為政者はハラをくくってもらいたい。