アメリカ版ストリートビューが発表された時は「へぇー」てな印象。
マイアミの海岸など見ていたが、大してそれが役に立つとも思えなかった。
そりゃ通りすがりの車のナンバーも見えているし、人影だって識別できる。
それが日本に来てみると、こりゃ驚いた。
自分のオフィスや、知り合いの家がほぼそのまま映っているではないか。
知らない町でも360度の散歩気分──Googleマップ「ストリートビュー」 プライバシー対策は - ITmedia NEWS
自分の身近になると、これは結構身につまされる。
それにしても、衛星の発達はあろうとも、この「対面に近い、真正面からの映像」はどうしたことか、と思っていたら。
画像データは、360度のパノラマ撮影ができるカメラを搭載した車で、町を巡って撮影しているという。
ただ、車の詳細などは非公開としている。
1つの都市を全てカバーするのには数カ月かかるという。
まず東京や大阪、京都、横浜など全国の主要12都市の一部をカバーし、今後対応エリアを拡大させていく予定だ。
googleはストレージを世界各地に置きながらも、アナログの映像さえ網羅しようとしているようだ。
それが一般論であるうちはともかく。
自宅が映っているとなると、現実感は濃い。
「あらゆるデータを整理しつくす」という宣言はあらゆる画像、にも当てはまるらしい。
そしてまたこのストリートビューの便利さやさらなる進化もこれから論じられていくのだろう。
透明化し、デジタル化する中で、その「意図するところ」を見失わない発展、を注意したいなと思う。
それにしても、webのデータ管理の覇者が「街仲で車にビデオを積んで片っ端から撮影」とは恐ろしい。
そこまでやってこそ、の覇者かもしれないが。