藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ポイント携帯。


最近は、夫婦でやっているような小さなパン屋さんとか、始めたばかりで若い大将の居酒屋とか。


そんなところでも「マイレージ」などあったりする。

「ポイントカードお持ちですか?」
「いえ、持ってませんが」という会話は未だになくならない。

いずれ有名鮨店とか、高級フレンチとか、そんなところでもマイレージは採用されていくように思う。

もともとは量販店で威力を発揮したものが、高級店や零細商売でも普及してゆくのは当然か。


そこで思う。


楽天式ではなく


そう言えばこれに似た感じの特許を確か出しているはずだけれど。
例えば一口にマイレージといっても考え方は様々だ。


そしてそれは「店の方針」でもある。

例えば「何をマイレージ」にするか。

今、多くのマイルは「消費した合計金額」だろうけれど。


「紹介をしたお客の数」でもいい。
いい噂をひろめた回数とか。


あるいは「この人は感じのいい客だ」と店側に認定されたらそれが溜まって特別会員とか。



そして。
貯まったポイントで「何を返すのか」ももちろん店の考えが出る。


店の品物をサービスするか。
ワイン一本とか。
一食タダ、とか。
金券とかクーポンとか。
若おかみとの食事券とか。(なにそれ)

当店はこんなサービスをするので、
こんな客に来てもらいたい。


で、こんな客は来ても良さが分からず無駄であるし、
またこんな客は来なくてよし。

てなことが、その店のポイントの扱いから見てとれる。



話が逸れた。


ぜんぶマイレージ


そんなポイントを「お店ごとに自由に設定」し、
溜め、
使う。

そしてそれがぜんぶ「携帯」に入っている。

まあ客の携帯が自分の店のマイレージカードになるわけ。


期限が過ぎれば消失したり。
紹介した友人がお店に行ったら知らずにポイントが溜まっていたり。


いつの間にか「マイレージ会員」から外されていたり。(汗)


店と客とのより深い付き合い。


そんなことにデジタル技術が役に立つなら面白い。


もっとも高級店では(アナログで)お得意客相手には、いろいろやっているのだと思うが、あまり知らないのでご容赦いただきたい。


ブタッと太った財布のポイントカード群を見て、そんなことを思う。