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プロ野球は終わったらしいが、今年三月の<2008年プロ野球を振り返る>と題する「順位予想座談会」のレビュー記事。
巨人は順当だったらしいが、日経の予想では西武は最下位。
難しいものである。
http://allatanys.jp/S001/ex16.html
こういうのはその分野の専門家にはキツいが、あとからの「良い反省材料」になる。
「言いっ放し、やりっ放し」の多い中、なかなかいい試みだろう。
今のアナリストたちの経済予測もこんな風に実名でレビューすべき。
「景気は三年後には上向く」と言っていた人たちにはきちんと反省してもらわねば。
景気のことなど
同じく日経が自社サイトで「個人の相場観」を特集している。
当たるも八卦、丁か半、だが。
日経平均の3カ月先予想、で10000円以上に回復、という人がなんと42%。
9000円台も含めると実に3分の2の人が「今が底」だと思っている。
自分などは、これから先が「最もひどい半年」だと思うのだが。
同様に景況観について。
こちらも68%が「横ばいか上向く」。
さらに来年三月〜四月までには「底入れする」という人は実に80%。
ホントにそんなもんか?
と思いつつ、「株価」のことを考えている人はなかなか「それ以外」に思いを巡らすというのは難しいものだ。
(自分もそうだった)
傍観者になって初めて分かることがある。
囚われぬこと。
どんな道の名人も、その技の「結果」を意識すると、とたんにミスをするという。
分かるような気がする。
例えば音楽がそうだ。
聞き手とか、先生とか、何か「他のもの」を意識すると、とたんにとっ散らかるのは分かっていてもつくづく不思議。
道の修行はまずその辺りからの「解脱」から始まるのかも知れぬ。
苦しい訓練、お稽古は、まずその「技に没頭できる力」、いわゆる「型」を作っているのだろう。
まったく周囲を気にすることなく、演技ができるようになって基礎終了か。
さらに技を磨き、背景を理解し、良き師につき、自己実現の道はさらに深く。
そしてそれ自身が「快感」にまで変わるほどの深さをもってようやく「芸術」という範疇に入るのか。
それにしても囚われの心、と言えば簡単だが「自分の心が今なにで占められているか」を考えることは、なかなか「自分眺め」に役立つものだ、などと今さら思う次第。
それほど「自我」というのは怪物なのだろう。
怪物に食われませんように。
3.果たして優勝チームは?……3記者の予想順位表
――みなさん、それぞれ戦力分析などを明かし合ってくださいましたので、いよいよ順位予想といきましょう。お手元のフリップボードに書き込んで、カメラに向かってこう、掲げてくれませんか。(サインペンを手に、「3人とも似たような予想じゃ、つまらんかなあ」「個人的見解を書くけれど、デスクになんか言われそう」「はずれたら、罰ゲームとか……」などの発言あり)
篠山(日経) セは(1)巨人、(2)中日、(3)阪神、(4)横浜、(5)ヤクルト、(6)広島です。パは(1)ロッテ、(2)日本ハム、(3)ソフトバンク、(4)オリックス、(5)楽天、(6)西武――です。パは予想が難しいのですが、「ロッテ」を優勝候補に挙げたのは「投打のバランス」です。
志方(朝日) セは(1)中日、(2)巨人、(3)阪神、(4)横浜、(5)ヤクルト、(6)広島で、パは(1)ソフトバンク、(2)ロッテ、(3)オリックス、(4)日本ハム、(5)西武、(6)楽天――。オリックスの3位は期待しすぎの感もありますが、ドーム球場での打線の爆発にかけてみたい。
小石川(読売) セは(1)巨人、(2)中日、(3)阪神、(4)ヤクルト、(5)横浜、(6)広島で、パは(1)ロッテ、(2)日本ハム、(3)ソフトバンク、(4)西武、(5)楽天、(6)オリックス――。
セは主力選手が戦列を離れる北京五輪の期間の戦い方がポイントになると思うんですね。その点、グライシンガー、ラミレスらの補強で外国人選手層の厚くなった「巨人」が有利。パは「ロッテ」が本命ですが、「西武」も本来は力のあるチーム、渡辺久信・新監督の手腕は未知数ですが、昨年のように5位に低迷というのは、ないんじゃないかなあ。――セは3人のうち2人が「巨人」、1人が「中日」と予想、パは2人が「ロッテ」、1人が「ソフトバンク」でした。さてどうなりますか。