藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

早婚のススメ。

勝間さんが相変わらずのすさまじい露出。


それはともかく、「早婚のすすめ」。
・二人暮らしによる生活費の合理化、とか
・子供を作って、将来の安心を得る、とか
・女性の生活保障が、とか。


こういうことを考えて「結婚」に踏み切る人はいるのだろうか。
「結婚」というイベント自体は、もっと本能的なものだという気がするが。

それでもメッセージとして


しかしながら、これから結婚を検討する二十代、三十代の女性(と男性)には気を惹くメッセージなのだろう。
自分はこの種のアドバイスとか、もっときちんとした基礎教育とか、まったく受けた覚えがないけれど、
そんなもの「学問ではない」といってしまえばそうだが、しかしそうした「人生のイベント」について、何がしかのヒントを与えるのは、教育の役目であって欲しい。


ドイツでは、結婚の際に契約書を交わすのが一般的だとつい先日先輩から聞いてずい分驚いたが、なぜそれが合理的で、必要なのか、ということも一般に知らしめて欲しいものだ。
排卵日の二日前なら50%の着床率、と言われてもそれが動機になるだろうか。(なるのかな)


最近は「婚活」という言葉は日常用語のようで、それも時代の要請なのだと思うが、もう一歩踏み込んでほしいものだ。

自分にとっての婚活、ひいては「結婚」というのは「こういうものです」とイメージを披歴する。


それは男性も女性も同じ。
そんな「結婚に対しての価値観」を明らかにして、それから付き合いが始まるのだ。
思えば「お見合い」というのはそんな行事ではないのだろうか。


「二人暮らしは経費節約になる」というのはルームメイトはともかく、結婚の主要要因ではないだろう。
(だが落語で「ひとり口は食えぬが、二人口は食える、というのは常套句だが。)

男女が相当な長期間、貞節を持ちながら共に過ごす。
その間には子供も授かる。
それに伴う、さまざまな苦難もあり、幸せもあり。

我われは、自分の人生だけ、をとってみても「それまで予想し得なかった」ことの連続の毎日に生きている。
それが「伴侶」と言われる別人格が加われば、なおのこと。


進学とか、
就職とか、
結婚とか、
出産とか。
そして老後とか。

そんな人生のイベントの「本当の実感」を伝えることを四十代以上はしなければならぬ。

合理的に、いや経済的にどうのこうのではなく。
それは当人の「人生ロードマップ設計」そのものの問題なのだ、と知らせてやることが大事なのだろう。


how toのアドバイスが増える昨今、ますますそれから離れた本質へ、若い人の目を向けてもらいたい。
結局「ぶっちゃけ」、の本音で生きるべきなのである。




<記事全文>

<1>2人暮らしにより、生活に関する1人当たりの固定費(家賃、公共料金、食費など)を切り下げられる
<2>子どもへ投資することで、将来、成長した子どもが親に恩返しをして、精神的・経済的なリターンをもたらす
<3>社会差別などさまざまな理由から、男性より収入が低くなりがちな女性にとって、収入の安定化など、生活保障をもたらす。

 
 さらに、結婚することで私たちが得られる最大の価値は「社会的成長」です。
自分とは、価値観も性格も異なる相手と一緒に暮らすことで学びあい、慈しみあうことで互いの成長を促すほか、子育てという新たな共同作業により、長い将来を考えるクセをつけることができます。

 
 出産という観点から見た場合、婚活には「時間制約」があります。私が小渕優子少子化担当相の下で、さまざまな少子化対策を分析している中、もっとも衝撃を受けた資料の一つは、年齢別の妊娠のしやすさの実証データです。
20代のころは排卵日の2日前の受精をした場合、その妊娠・着床率は50%を超えますが、それが30代後半以降になると、全く同じ条件で受精しても、妊娠・着床率は10〜20%台に落ちてしまいます。
 

 もちろん、高齢出産への対応や不妊治療も発達してきていますが、同じ不妊状態でも、なるべく早いうちに治療をはじめた方が効果が高いし、逆にどんなにいい治療であっても、30代後半、40代になると成功率がかなり下がります。

 
 私たちに一番大事なのは時間です。
だからこそ、結婚による果実を、なるべく早めに得られる早婚を推奨します。
雇用も安定し、子育てに極端なお金がかからず、若者が将来へ投資できるような、早婚できる社会づくりを私たちももっともっと、サポートしていきたいと思います。
 

 早婚の是非について、皆さんのご意見をお待ちしております。