藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

オリジナルな人生。

*[次の世代に]熟す人生観。

セコムの18年12月の「日本人の不安に関する意識調査」では、どの世代よりも20代女性の不安が強く、8割超が将来に不安を感じていました。

 そして二十代の男性は圧倒的に「やりたいことが見つからない」だという。

一体どういうことなのか。
 
自分には「ちゃんと時代とともに熟してきている証」と思えた。
不安上等! である。
俗に「成功者は異常なほどに臆病だ」ともいう。
不安や孤独を恐れぬ人には、むしろ「危険がいっぱい」だという気がする。
 
世の中、全体的に豊かになり社会が成熟してきていると思う。
平成の時代を挟んで、均質に学校を卒業して第2次・3次産業に従事し、終身雇用という人生のモデルがいよいよ変わりだしたのだ。
まず学校に行くのも自由。
学びたいことがないのに行く必要などないだろう。
職業も千差万別。
自分がやりたいことなんてそうそう簡単に見つかるものではない。
忙しくバイトをしてみたり、ともかくボランティア活動をしてみたりして、感じてみたらいい。
海外を見るのも価値観が変わるいい機会になることもある。
 
考えて、それを選択すればgoだ。
自分が納得して進めれば、後に後悔は残らない。
周囲の噂は気にしない、気にしない。
 
 

25歳までに結婚したい人、なぜ急増? (スグ効くニュース解説) 大岩佐和子編集委員

結婚は20代前半でしたいという人が、男女ともに増えていると聞きました。なぜでしょうか。
回答者:大岩佐和子編集委員 結婚相手紹介サービスの楽天オーネットが2019年に成人式を迎える人に調査したところ、「21~25歳のうちに結婚したい」という男女の割合が47%と、18年より約10ポイントも増えました。積極的に異性と交際したいと考える人の割合も上昇し、5割を超えました。

平成が終わろうとしている今、結婚観に変化がうかぶ
結婚相談所に入会する20代も増えています。「35歳までに子どもが3人欲しい」と、26歳で入会し結婚した女性もいたそうです。
昭和末期から平成期にかけては、キャリア形成を優先して結婚を後回しにする人が少なくありませんでした。仕事を覚えて波に乗ってきた時期に結婚や出産をするのは、キャリアの階段を駆け上りたい意欲的な人の目に「回り道」と映っていたからです。
女性の経済的な自立も進み、あえて結婚を急ぐ理由は薄らいでいました。このため平成に入ってからは、一生を通して独身でいる生涯未婚率が上昇し、20代で結婚すると早いと言われるほど晩婚化が進みました。
ここにきて結婚観が変わったのは、先輩たちの後ろ姿を見て、それとは違う将来の設計図を描いているからでしょう。年齢が高くなるほど結婚や妊娠が難しくなるという現実を感じ取っているのかもしれません。
多感な時期にリーマンショック東日本大震災を経験しているだけに社会の不安に敏感です。セコムの18年12月の「日本人の不安に関する意識調査」では、どの世代よりも20代女性の不安が強く、8割超が将来に不安を感じていました。
孤独死や非正規で働く単身女性の貧困……。「おひとりさま社会」で孤立のリスクが高まっています。会社組織や地域コミュティーで絆をつくりにくいからこそ、信頼の基本単位である家族の価値が、再び評価されています。
結婚観も多様化し、別居婚週末婚同性婚事実婚など、結婚の形と暮らし方は大きく広がりました。特に大都市では固定化した結婚の観念は消えつつあります。成熟社会の証でしょう。
おひとりさま社会の危うさが高まり、家族を持つことによる「安心感」を積極的に求めるようになりました。結婚の形態も多様になり、結婚に飛び込みやすくなったともいえそうです。
次回は大阪都構想の行方を考えます。

大岩佐和子(おおいわ・さわこ)
1996年日本経済新聞社入社。流通経済部(現・企業報道部)、横浜支局、地方部、日経MJデスクを経て2018年4月から編集委員論説委員。子供2人の母。専門は消費。