藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

予定の法則。

どういうわけか、アポイントとか、接待とか飲み会などが全くない時期がある。
一週間、夜はまるまる空き、とか。♪
で、そんな潮の変わり目ってあるものである。
三週間先、にポツッとパーティーの予定が入る。
ずい分先だなぁ、などと思っていたら、○○さんの誕生会が入ってますよ、とか「実は来週キックオフがあるのですが」などと、どんどんコマが埋まり出す。


不思議なもので、そうすると今度は日中の予定も埋まり出す。朝一番に来てくれ、とか夜の8時集合、とか。午後二時なんてゴールデンタイム。塞がっている予定を上塗りするように変えてみたり。そんなことをすると「予定変更のお願い」などとメールや電話をしなければならない。
複数の人たちの関係する会議だと、調整も一発では終わらない。皆から再度「空き時間」の候補をもらわねばならず、調整は難航したりする。
自分が変更を言い出しておいて、次は「あ、その日は終日ダメですね」などというのは誠に心苦しい。


そうすると、苦し紛れに切り札を出す。
「ど、土日なら大丈夫です。絶対。」などと啖呵を切って深く後悔を感じた週末を迎えるのは結構憂うつなものである。


何故か、予定は均等には埋まらない。
かくて「予定恐怖症」は状態が悪化し、アボを恐れるようになる。でアボを入れたくない、という底意を相手に気取られると、押しの強い人などは私の手帳を覗き込んで「あ、二週間後なら大丈夫っすね」などと宣う。
だからこれから埋まるんだってば。何だか分からないけど。、と心の底でつぶやいて、空いているさ来週に不気味にポツンと予定を書き込む。
これが、ここからシミみたいにどんどん広がって行きませんように、とお祈りをしておいた。