藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

先を想像する力

*[ウェブ進化論]これからの生きる道。

老後の資金がいくら必要か、という話は未だにニュースになっているが、そもそもライフスタイルも価値観も違う人たちに、一律に「ああだこうだ」という話の仕方に問題があるだろう。

一人暮らしか家族と同居か、ということでも事情は違うし、もっと言えば「自分はどんなシニア生活を送りたいか」というテーマを基本に考えないと「老後資金云々」というのは単なる噂話にしか過ぎないのだということを認識する必要があるだろう。

 

つまり「老後の資金の話」というのは分かり易いネタのだが、実は「どんな老後をイメージするのか」ということが本来のテーマなのだ、ということを若いうちから知っておかないとふわふわした議論に巻き込まれることになってしまうのだ。

 

マスコミは常に「話題になりやすいネタ」を報道をするから、つい"老後のお金"とか"生涯所得"とかいう点に目を奪われてしまうものだけれど、今の情報が氾濫する時代だからこそ「本質の眼」が問われているのに違いない。

 

「定年の後の生活プランは暗闇」という人が多いから「老後の資金」という浮ついた話題にみんな翻弄されてしまう。

 

なので、「学生時代、社会人の、初期と中期と後期」。

そしてさらに「定年後の40年」くらいを予めイメージしながら暮らしましょう、という感覚がこれからの標準になると思う。

 

考えるスパンはますます長くなっていくだろう。

 

今から色々と考えてもらいたい。