藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

世界の子供たち。

GIGAZINE「世界各地で子供がどんな風に生活しているかが分かる13の子供部屋」より。
アメリカのジャーナリストChris Booth氏とJames Mollison氏の写真集『Where Children Sleep』からの記事である。
セネガルパレスチナ、マンハッタン、カトマンズ、東京、ケンタッキー、ローマ、雲南プノンペンリオデジャネイロケニア・・・


自分はあまり自発的には国内旅行もしないし、まして海外の文化はネットや本や映像で見聞きするばかりだが、定点的にこうして一望すると、世界の風俗や政治はこれほど違うのだ、ということに驚く。
また海外を頻繁に行き来する友人にこうしたリアルな「イスラム圏や、貧困国、政治的弾圧の肌感」について聞いても、やはり現地では「一外国人」であるらしく、驚くほどあっさりとしたコメントしか返ってこない。
よほど現地に密着した生活を経験しない限り、いくら海外を飛び回っても「本当のその国の姿」は見えてこないのだろうと思う。


経済学の先生方の立場からいうと、「宗教・民族紛争をなくすには"貧困"をなくすこと」というのが金科玉条のようだが、「それ」が果たされれば本当に平和につながるのか、そこには「さらなる奪い合いを生まぬ工夫」が必要なのでは、とも思う。


またこの13の部屋でも、象徴的に「狭いけどお気楽」な雰囲気漂う日本の子供部屋だが、そこには核家族化を超えて「超高齢化、超シングル化(離婚増と未婚増)社会」を予言するような気がするのは、自分の国だからだろうか。
ともかく、今の十代の若者にはこんな13の部屋があることを、ぜひ知っておいてもらいたいのである。